ハーネスの細かな装飾加工を容易化したり、個々の派生ハーネスを強力に検証したりできる高度なハーネス設計ツール。
Capital Harness Designerを使用すると、エンジニアは詳細かつ検証済みの製造可能なハーネス設計を作成できます。特定のニーズに合わせてツールをカスタマイズできます。ルールベースの連携された設計マージ機能により、マルチソースの設計入力を詳細レベルで自動的に統合します。
自動検証
部品選定ルーチンにより、ワイヤー、マルチコア、ターミナル、シール、キャビティ・プラグ、テープ、チューブ、熱収縮スリーブ他、ハーネス関連部品が自動で追加され、製造に必要となる完全な部品表 (BOM) が作成されます。
随時テストの実施
提供されている複数の構成可能なデザインルールチェックを使用して、最終的な設計において、組織で定義されたベストプラクティスが満たされていることを確認します。
材料ニーズの計算
自動エンジニアリング機能を活用して、完成された設計を示す製造ワイヤー長、バンドル直径、最適なスプライス位置、テーピング量、ハーネス重量、およびその他の量を計算します。
設計のマージで連携
機械コンピューター支援設計 (MCAD) やその他のツールからの設計変更を既存のハーネス設計に継続的にマージします。ローカルで保持されている設計の詳細や属性が上書きされることはありません。「変更ポリシー」は、複数のソースで発生した設計変更について、Capital Harness Designerでどのように対処するかを制御します。これにより、設計変更の影響が自動的に評価され、ソースで行われた変更がハーネス設計に適用されます。
グラフィック・スタイル設定テンプレートで一貫性を確保
構成可能なグラフィック・スタイル設定テンプレートを使用して、1つの設計をもとに複数のグラフィック表現を一意にレンダリングします。この機能を利用することで、まず社内の標準とスタイルに準拠した参照用の設計を作成し、その後オンデマンドで、顧客やサプライヤー側のスタイルに準拠した設計へと自動的に再レンダリングすることができます。
オプション装備とバリエーション (OV) による複数のハーネスの管理
単一の「150% 設計モデル」をもとに複数のハーネス・バリエーションを管理します。このツールにより、どの部品がどのバリエーションに割り当てられているのかを自動的に識別し、バリエーションごとに製造部品表 (BOM) を作成します。
設計変更の指示
Capitalのデータ中心のアーキテクチャで変更プロセスを促進します。テーブル形式やグラフィック形式の差分レポート機能、バージョン管理、互換性の制御 (ビルド・リスト) など、さまざまな変更管理機能を使用できます。
プロジェクトおよびプロセス管理の定義
命名規則、デザインルールチェック、顧客ごとのオプション装備や車両諸元などのプロジェクト規範を定義して適用します。リリース管理シーケンス、デザインのロック、ユーザー権限、部品命名などのプロセス制約を必須とすることができます。