Solid Edge製品開発ソフトウェア

Solid Edgeは、多面的なソフトウェア・ポートフォリオであり、幅広いアプリケーションと機能を備えているため、すべての業界のあらゆる規模の企業の専門家にご愛用いただいています。

このため、CADの事前知識の有無にかかわらず、初めてお使いの方には少し難しいかもしれません。

そこでシーメンスは、Solid EdgeのGUI (グラフィカル・ユーザー・インターフェース) や2D/3Dモデリングの基本など、Solid Edgeを使いこなすためのさまざまなセルフガイド・チュートリアルを提供しています。新規ユーザーは、わずか1時間で基本を学ぶことができます。

SOLIDWORKSから切り替えたお客様は、Solid EdgeのCommand Finder (コマンド検索) で、使い慣れたSOLIDWORKSコマンドを入力すると、それと同等のSolid Edgeコマンドが返ります。

ほとんどのCAD企業は、CAD以外のデータを使った作業に、File.Openメソッドを使用しています。Solid Edgeは、SOLIDWORKS、STRC、ProE、Inventor、CATIA、AutoCADなど、さまざまなシステムのデータを開くことができます。 ただし、このメソッドには欠点があるため、SOLIDWORKS Data Migration Tool (データ移行ツール) を使用することをお勧めします。

SOLIDWORKS Data Migration Tool (データ移行ツール) を使用すると、次のような利点があります。

• 図面の移行: アセンブリの図面を見ると、Solid Edgeに移行されたすべてのビュー、バルーン、および部品表を確認できます。
• サブアセンブリとアセンブリされたものの関係性: 「Assembly Relationship Manager (アセンブリ関係性管理)」は、特定のアセンブリ内のすべてのアセンブリの関係性の概要を示します。Assembly Relationship Manager (アセンブリ関係性管理) 内で、SOLIDWORKSファイルから取得したそのままのデータで、個々の関係性を変更できます。「Pathfinder (パスファインダー)」からパーツを選択すると、アセンブリ内で関係性を持っているすべてのパーツがわかります。
• 図面ビューを再配置: 図面内で任意のビューをドラッグすると、すべてのビューの位置が適切に再配置されます。
• 穴フィーチャ: SOLIDWORKS Data Migration Tool (データ移行ツール) を使用すると、すべての穴フィーチャが穴として移行されます。つまり、Solid Edgeで任意の穴を選択して変更できます。
• 材料とプロパティの移行: 材料とカスタム・プロパティもSOLIDWORKSからSolid Edgeへ移行します。このため、編集を行う際にスケッチを変更する必要はなく、パーツの面をドラッグするか、値を入力するだけです。
• 完全に関連付けられたファイル: パーツファイルと図面ファイルは完全に関連付けられているため、対応するパーツファイルを編集するたびに図面ファイルが更新されます。戻って作業を繰り返す必要はありません。

Solid Edgeは、大規模で複雑なアセンブリに対しても比類のない性能を発揮します。お使いのCADシステムでアセンブリを開こうとすると20分以上もかかったり、クラッシュしたり、といった状況が日常茶飯事かもしれませんが、Solid Edgeは、プロ仕様の他の商用CADソリューションよりも迅速にアセンブリ・オペレーションに対応できます。

複雑な製品設計では、アセンブリ内の部品点数が増加しがちです。Solid Edgeでは、最大規模のアセンブリでも、時間のロスやクラッシュを起こすことなく、素早く容易に作成して管理できます。チューブ、パイプ、ワイヤー、溶接、板金など、あらゆるコンポーネントを完全なデジタル・モックアップとして正確に再現し、より精度の高い設計を作成して正しく解析できます。Solid Edgeは、干渉問題の迅速な検出と修復、アセンブリ指示の生成、顧客レビューの実施により、費用のかかる試作の必要回数を減らします。

Solid Edgeは、3D設計、シミュレーション、製造、データ管理など、製品開発プロセス全般に対応する、手頃な価格で使いやすい、完全なソフトウェア・ポートフォリオです。シンクロナス・テクノロジーを採用したSolid Edgeは、ダイレクト・モデリングのスピードとシンプルさ、パラメトリック設計の柔軟性と制御性を兼ね備えています。

どのような組織でも、ソフトウェアの導入は、成功するための重要な要素となっています。新規のCADユーザーを採用する場合と同様、自社にとっての最善を考えるはずです。お客様は皆、他のCADソフトウェアから乗り換えた理由として、他のCADソフトウェアと比較した時のSolid Edgeの優位性を挙げます。世界中の数千の大学や企業がSolid Edgeを使用しており、ユーザーはSolid Edgeの各製品を長年使用しています。

Siemens Xcelerator Academyは、新規のユーザーが、Solid EdgeやSiemens Xceleratorポートフォリオの他の主要要素を習得して、シーメンス・ソフトウェアのエキスパートになれるようにサポートします。トレーニングと学習の機会として、ライブ・トレーニング、オンライン認定プログラム、ガイド付き学習プログラム、動的学習マップなどがあります。

Solid Edgeは、お客様が最も評価する機能強化や新機能の提供に重点を置いた年次アップデートを通して、毎年更新されています。ただし、他の多くのCADツールとは異なり、Solid Edgeは、レガシーデータを確実に保護します。

ソフトウェアとサービスの包括的なポートフォリオ、Siemens Xceleratorに含まれるSolid Edgeは、ビジネスの成長に合わせてさまざまなシーメンス製品にアクセスできる柔軟なオプションを備えており、ポートフォリオを使い始める中小規模のメーカーにとっては最適なオプションです。

Solid Edgeの最新バージョンの新機能の詳細については、こちらをご覧ください。

Solid Edgeは、さまざまなオペレーティング・システムで動作することが確認されています。

オペレーティング・システムの要件と情報

• Windows 10 EnterpriseまたはProfessional (64ビットのみ) バージョン20H2以降
• もしくは、Windows 11 EnterpriseまたはProfessionalバージョン21H2以降
• Internet Explorer 11

Solid Edgeは、特定のブラウザーに依存しませんが、Google ChromeやMicrosoft Edge、Mozilla Firefoxなど、広く一般に使用されているブラウザーで動作することが確認されています。

• Microsoft Office 2019、2021、およびMicrosoft Office 365 Business

注:

• Windows Home Editionはサポートしていません。
• Solid EdgeをサーバーOS上で実行しないことを推奨します。
• Microsoftがメインストリーム・サポートを終了したオペレーティング・システムについては、Solid Edgeの動作保証を順次終了します。Microsoftは、2015年1月にWindows 7、2018年1月にWindows 8.1のメインストリーム・サポートを終了したため、Solid Edgeは、Windows 7およびWindows 8.1へのインストールができなくなりました。

ハードウェア・システムの要件

推奨システム構成

• Windows 10 EnterpriseまたはProfessional (64ビットのみ) バージョン20H2以降
• インストール (必須条件を含む) に必要なディスク空き容量: 9.0GB
• 32 GB以上のRAM
• True Color (32ビット) または1600万色 (24ビット)
• 画面解像度: 1920 x 1080
• ビデオRAM: 2GB

最小システム構成

• Windows 10 EnterpriseまたはProfessional (64ビットのみ) バージョン20H2以降
• インストール (必須条件を含む) に必要なディスク空き容量: 9.0GB
• 商用ユーザーは16GB RAM、アカデミック・ユーザーは8GB RAM
• 65000色
• 画面解像度: 1920 x 1080

Solid Edgeまたはメンテナンス・パックをインストールした後、システムを再起動してください。