支持構造付きのビルドトレイ上のアディティブ・マニュファクチャリング部品。

アディティブ・マニュファクチャリングのビルド準備

高品質なプロセスを実現するには、適切なツールを使用して適切なビルドトレイをセットアップする必要があります。

部品の追加、コピー、方向設定、支持を簡単に処理

アディティブ・マニュファクチャリング (AM) プロセスにとって重要なことは、適切な準備作業です。シーメンスのビルド準備ソリューションはNX CAD/CAM環境に統合されているため、ファイルを変換したり、コストのかかるビルド・セットアップ作業をやり直したりすることなく、部品設計の変更内容を製造セットアップ・データまでシームレスに反映させることができます。

部品の配置とネスティング

部品の位置を正確に制御し、ビルド・ボリューム内で効率的な自動ネスティングを行うことにより、部品を効率的に印刷することができます。これを行うため、NXには、ビルドトレイを効率的に操作するための統合ツールが付属しています。NXを使用すれば、部品を手動で配置する場合でも、統合された2D/3Dネスティングで自動的に配置する場合でも、目標とする効率性と品質を実現することができます。

ビルド・ボリューム内に3Dネストされた部品。

部品のシリアル化

AM生産の追跡と認証用の印刷マークの生成を詳細に管理することが重要です。多くの場合、ビルドトレイ内の部品を一意のマーキングや番号でシリアル化する必要があります。これを行うには、NX AMビルド準備システム内で一意の識別子を適用します (手動、プログラム、またはスプレッドシート・インターフェイスによる適用)。

ビルドトレイ内で一意のシリアル番号が設定されている部品。

支持構造

高品質な支持構造を生成することができます。多くのアディティブ・マニュファクチャリング技術では、高品質な支持構造が高品質なビルドのベースになっています。NXでは、支持構造の自動生成ソリューションだけでなく、カスタムの支持構造を設計するためのNX CADソリューションも使用することができます。この緊密な統合機能は、AMに関わるすべてのユーザーにとって、品質が最優先される完成部品を印刷する際の大きなメリットになります。

元の支持構造を持つ印刷部品と、元の支持構造を持たない印刷部品。
ユーザー事例

Unlimited Tomorrow社

NX helps revolutionize remote development of personalized arm prosthetics for kids.
Case Study

NXで小児向けパーソナライズ義手のリモート開発に革新をもたらす

会社:Unlimited Tomorrow

業界:医療機器 / 製薬

開催場所:New York City, New York, United States

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア:NX