

多軸およびハイブリッドのアディティブ・マニュファクチャリング用機器のセットアップと駆動に必要なソリューションを提供します。
多軸アディティブ・ハードウェアの駆動には特別なソフトウェアが必要になります。通常の平面3D印刷製品は、多軸3D印刷に必要となる複雑な3D堆積経路を生成できません。ここで鍵となるのがNX Additive Manufacturing (AM) Multi-Axisソリューションです。
複雑な3D堆積経路の作成
事前にプログラミングされた実績ある堆積経路 (らせんなど) の組み合わせを使用し、多軸ハードウェアの複雑な堆積経路を駆動できます。このソフトウェアは、クラッディング作業などの高度なパス計画にも使用できます。これらの複雑なモーションパスは、他のツールで正確に生成することはほとんど不可能です。
高度なAMパスの計画、検証、製造準備を行う際は、以下のツールを利用できます。
NX AM Multi-Axisに含まれているフィーチャ分解、ステージ・モデリング、固定具設計に対応する包括的なCADツールセットを使用すると、機械のキネマティック環境でジョブをセットアップできます。フィーチャ分解は、部品フィーチャーを個々のアディティブ・オペレーションに分離するプロセスです。これは多軸およびハイブリッド・アディティブ・マニュファクチャリングに適した出力を生成するための重要なステップです。
これらのツールを使用すると、ツールパスのプログラミングやシミュレーション向けの部品を迅速に準備できるほか、設計変更にすばやく対応することができます。
NX AM Multi-Axisソリューションには、平面堆積、回転堆積、自由堆積、管状堆積など、多軸またはハイブリッド印刷の実行を計画するために使用できる堅牢なパスセットが各種含まれています。
堆積オペレーションでは、簡単に並べ替えを行い、インフィルパスと仕上げパスとで異なるパラメータを使用することも、複数のボディを1つの最適なビルド・ソリューションに並べ替えることも、異なる材料の印刷に適応させることもできます。
堆積シミュレーションでは、材料の堆積を可視化できるため、材料が不足している領域を特定し、堆積プロセスを検証して、堆積ヘッドとの衝突を防ぐことができます。
以下は、NX AM Multi-Axisで利用可能な各種の堆積経路とその利点の要約です。
平面堆積:
回転堆積:
自由堆積:
管状堆積:
一部の多軸およびハイブリッド・アディティブ機械は、フル5軸セットアップを使用して材料を堆積します。堆積やネットシェイプの精度が高まるため、サーフェス仕上げの品質が向上するという利点があります。
一部の5軸印刷技術には固有の要件があるため、ソフトウェアが堅牢な5軸堆積をサポートしていることが重要です。例えば、ワイヤアーク堆積は、堆積ヘッドが近づきすぎると、アークが堆積領域から部品の別の領域にジャンプするという望ましくない結果を招く可能性があります。これらの問題は堆積ヘッドの角度を調整することで軽減できます。NX AM Multi-Axisでは、このような堅牢な計画に基づいて5軸堆積に対応します。
さらに、NXアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションと同じシステムに世界クラスのCAMシステムが統合されているため、ハイブリッド製造機を使用する際は、アディティブ・オペレーションとサブトラクティブ・オペレーションを簡単に切り替えることができます。複数のソフトウェア・ソリューションを使用する必要がある場合など、最適化されていない製造プロセスに起因する無駄を減らすことができます。
優れたアディティブ・マニュファクチャリングおよび加工ソフトウェアを活用し、アディティブ・マニュファクチャリング・オペレーションの力を最大限に引き出してください。