NX X Value Based Licensing (トークン・ライセンス) では、NX X Designのすべてのアドオン・モジュールが「トークンプール」に格納されます。これらのアドオン・モジュールには、基本ライセンスのコア機能に含まれていない機能が含まれています。例えば、NX Immersive ExplorerとNX Immersive Designerは、トークン・ライセンスでのみ利用可能なアドオン・モジュールです。
NX X Value Based LicensingでNX Xアドオン・モジュールにアクセスする方法
- 定められた数のトークンを購入します。フローティング・ライセンスであるため、チーム全体でトークンを共有できます。シーメンスのWebサイトでは、NX X Value Based Licensingを50トークンのパックで販売しています。
- 各アドオン製品を利用するには、指定の数のトークンが必要です。ライセンス契約に名前があるユーザーは、購入したトークンの合計数を超えない限り、トークンプール内の任意のNX Xアドオン・モジュールにアクセスして使用できます。NX Xで目的のアプリケーションをクリックするだけで、トークンを使ってアドオン・モジュールをチェックアウトできます。
- NX Xを終了するか、アドオン・モジュールの使用を停止すると、割り当てられていたトークン数が会社のトークンプールに戻ります。このように、シームレスなチェックインとチェックアウトのシステムが作られています。
NX X Value Based Licensingの使用例
コーヒー・メーカーのデジタルツインを作成しているチームがあります。チームは4人のエンジニアで構成され、それぞれがNX X Design Standardの名前付きユーザー・ライセンスを持ち、合計120トークンをトークンプールに保有しています。エンジニア1と2は午前9:00にログインします。最初のエンジニアは、NX Draw Shapeで外側にコーヒー豆のロゴを追加するために 17トークンを必要とし、タスク完了に2時間かかります。エンジニア2は、ホッパー (コーヒー豆容器) を視覚的に面白くする仕事に、NX Algorithmic Modelingを使用する必要があります。NX Algorithmic Modelingには25トークンが必要で、約2時間かかるため、トークンプールには 78トークンが残っています。
エンジニア3は、Performance Predictorにアクセスして、コーヒープレス・メカニズムの性能を分析する必要があります。これにはプールから89トークンが必要ですが、エンジニア1とエンジニア2はタスクを完了し、トークンがプールに戻されました。最後に、エンジニア4は、内部メカニズムのマーケティング資料を作成するためにAnimation Designerを必要としています。これにはトークンが24個必要ですが、Performance Predictorの分析完了後に行う必要があります。つまり、完全にストックされたトークンプールにアクセスできるまで待つことになります。