コンサルティング・サービス

物流のデジタルツイン

すべて実際の企業データに基づき、潜在的なサプライチェーン・シナリオをビジュアル化して実験します。デジタルツインの概念は、物流分野に革命をもたらし、インテリジェントなシミュレーションおよび専門的なアドバイスのためのプラットフォームを提供しています。

デジタルツインを使用して原因と結果を明確にする

デジタルツインによって、サプライチェーンにおける事象の原因と影響を、これまでにない精度で明らかにできます。デジタルツインは、実際のネットワークとそこで使用されるプロセスを、詳細に仮想で複製します。

また、オペレーション・レベルを戦略的な意思決定レベルとつなげます。言い換えれば、オペレーション・システムのねじのあらゆる回転を事前に「実行」でき、プロセス全体への影響を実際のデータに基づいて評価できます。デジタルツインは、デジタル世界の理想的なシミュレーションおよびコンサルティング・ツールです。ユーザーは水晶玉を見ているような透明度と解像度を使って、戦術面およびオペレーション面での決定を下すことができます。

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シーメンスのサービスで高みへ

導入とサポート

シーメンスの専門家がお客様と協力して、サプライチェーン (SC) のデジタルツインを作成します。デジタルツインはSC全体を反映し、現在の状態を抽象化することができ、現在や、過去、将来の状況についての知見を提供します。

ロジスティクスとイントラロジスティクス

オペレーション面、戦術面、戦略面の質問に、ネットワーク・ロジスティクスとイントラロジスティクスに対応する、新しいデジタルツインを使用して回答します。

シミュレーションとテスト

SCの変更を実施する前に、シミュレーション・モデルでテストします。実際のSCパイロット・プロジェクトの期間内で多数のシナリオをシミュレーションできます。

事例を詳しく見る

デジタルツイン・ネットワーク (戦略面/戦術面を重視)

  • 業界: スペアパーツ
  • 範囲: サプライヤーは、さまざまな在庫型物流センター (DC) や、多階層倉庫へ配送したり、顧客へ出荷したりする
  • 目標: サプライチェーン (SC) のマテリアル・フローの透明性を高め、SCをモデル化して検証する
  • 主な指標: コスト、キャッシュフロー、サービス
  • パフォーマンス指標: 在庫、輸送、保管、回転率
  • 結果: サイト統計、SKUごとや拠点ごとの在庫、輸送頻度、保管方法、生産性など。
  • シナリオ解析: さまざまなシナリオと感度を評価します。



デジタルツイン・イントラロジスティクス (戦術面/オペレーション面を重視):

  • 業界: リテール
  • 範囲: 中央倉庫、保管場所、付加価値サービスへの入荷、および顧客または次の保管レベルへの出荷
  • 目標: DCマテリアル・フローの透明性を高め、DCをモデル化して検証する
  • 主な指標: 保管占有率、エリアごとのスタッフの労力、最適化されたピッキング・ルート、最適化されたボックス選択など
  • パフォーマンス指標: 倉庫内ポジションの数、倉庫内梱包、収納容量、生産性など。
  • 結果: 倉庫管理センター、自動倉庫の推奨、補充管理、スタッフ計画など
  • シナリオ解析: さまざまなシナリオと感度を調査